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四季折々の花を随時掲載しています。野の花を鑑賞する時の参考にしてください。 





 クサギ


 県道沿いの山すそで、甘い香りを漂わせながら白い花を咲かせるクサギ。3日に神郷下神代で撮影した。
 クマツヅラ科の落葉低木で樹高は5メートルを超えるものもある。漢字で書くと「臭木」。枝や葉から嫌な臭いがするので付いた。
 8月から9月に掛けて紅紫色のがくから蕾(つぼみ)を出し、雄しべの長い白い花を咲かせる。秋になると中央に光沢のある青い実を付ける。実は染料として使われていた。若葉は山菜として重宝され、乾燥させて保存食にする。




 コオニユリ


 草むらで鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるコオニユリ。3日に神郷油野で撮影した。
 高原や野山の草地に自生するユリ科の植物。草丈が1メートルから2メートル近くに成長する。7月下旬から9月上旬に掛け、茶褐色の斑点があるオレンジ色の花を茎先に付ける。ひと回り大きいオニユリは葉のわきにムカゴが付くが、コオニユリは付かない。
 漢字で書くと「小鬼百合」。花を赤鬼の顔に見立てて付けられた。球根は白くてくせがないことから、食用の「ゆり根」として販売されているものの多くが、コオニユリの球根を品種改良したものだという。




 ヤブラン


 木陰で青紫色の小さな花を咲かせるヤブラン。3日に神郷下神代で撮影した。
 キジカクシ科の多年草。常緑の細長い葉が束になって生え、8月から9月に掛けて高さ30~50センチの花穂を伸ばす。
 花穂には直径4ミリ前後の小さな花がたくさん咲き、花後は艶やかな黒い実を付ける。似ている植物にジャノヒゲがあるが、こちらは青紫色の実を付ける。
 漢字では「藪蘭」。やぶに自生し、葉がランに似ていることから名が付いた。学名はリリオぺ・ムスカリ。別名はサマームスカリ。白色やピンク色の花を咲かせるものもある。




 ニラ


 道路沿いの草地で、純白の小さな花を咲かせるニラ。30日に金谷で撮影した。
 ヒガンバナ科の多年草。8月から9月に掛けて30センチほどの花茎を真っ直ぐに伸ばし、先端に白い膜に覆われた蕾(つぼみ)を付ける。成長すると膜が破れてたくさんの蕾が顔を出し、直径1・5センチ前後の真っ白な花を咲かせる。
 漢字で書くと「韮」。独特の臭いがあることから「においきらう」が「にら」に変化したという説や、食べておいしいことから「美良(みら)」が「にら」に変化したという説がある。




 ヤブガラシ


 川岸で生い茂り、淡い緑色の小さな花を咲かせるヤブガラシ。26日に金谷で撮影した。
 ブドウ科のつる植物。6月~8月に花火のように放射状に茎を伸ばし、直径2ミリほどの小さな花を咲かせる。花弁中央にあるオレンジ色の花盤上に蜜を分泌するので、この蜜を求めて多くの昆虫が集まる。花後は黒紫色のブドウのような小さな実を付ける。
 「藪(やぶ)枯らし」という名前の通り、藪を覆い尽くして他の植物を枯らしてしまうほど成長が早い。放っておくと、どんどん成長して厄介になることから別名はビンボウカズラ。




 クサレダマ


 民家の水路沿いで黄色の花を咲かせるクサレダマ。27日に千屋で撮影した。
 サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。湿った場所や水辺に生え、地下茎を伸ばして増える。草丈は40〜80センチほどで、7月上旬から下旬に掛けて茎先に直径2センチほどの黄色の花をたくさん付ける。
 漢字で書くと「草連玉」。マメ科の低木レダマに似ている草として付いたが、花も葉も似ていない。別名は花色から硫黄草(いおうそう)。




 ヤブカンゾウ


 住宅地の草むらで鮮やかな朱色の花を咲かせるヤブカンゾウ。20日に高尾で撮影した。
 ツルボラン科ワスレグサ属の多年草。梅雨時期に道路沿いや田のあぜなどで茎を伸ばし、直径8センチほどの八重咲きの花を次々に咲かせる。朝開いて夕方しぼむ一日花で、種は付けず根で広がる。仲間に一重咲きのノカンゾウ(野萱草)がある。
 漢字で書くと「藪(やぶ)萱草」。藪にたくさん生えることから付いた。中国の漢文に「忘憂」として登場することから、万葉集には「忘れ草」として詠まれている。また、花色は萱草色と呼ばれ、源氏物語にも出てくる伝統色。春に芽吹く若芽、花やつぼみは山菜として食べられていた。




 ミツバ


 林地の登山道沿いで小さな白い花を咲かせるミツバ。7月19日に千屋花見で撮影した。
 セリ科の多年草で湿気の多い山野に自生し、若葉はさわやかな香りがする山菜として料理に利用される。
 草丈は30~80センチ。茎を伸ばして枝を分け、6月から7月に掛けて直径5ミリに満たない小さな白い花を付ける。葉が3枚あることから漢字で書くと「三葉」。
 
 

 オグラセンノウ


 鯉が窪湿原を代表する植物の一つ、オグラセンノウが昨年より数日遅く咲き始めた。薄紅色の花が緑の景色に映え、1週間後に最盛期を迎える。場所によってはシモツケソウとの共演も。
7月17日撮影。
 
 

 オオマツヨイグサ


 高梁川沿いの草むらで鮮やかな黄色の花を咲かせるオオマツヨイグサ。7月17日に金谷で撮影した。
 アカバナ科の多年草で、原産は北アメリカ。草丈は1メートルを超えるほど高くなり、6月から8月に掛けて葉のわきに直径5センチ前後の黄色い花を咲かせる。
 宵を待って夕方から花を開き始め、夜間に咲き、朝しぼむことから漢字で書くと「大待宵草」。一般に月見草(つきみそう)と呼ばれるように、花は明るい方を向いて咲く。
 
 

 ヘクソカズラ



 川沿いの草むらで小さな白い花を咲かせるヘクソカズラ。16日に金谷で撮影した。
 アカネ科の多年草で、蔓(つる)を周囲の木や草に巻き付けながら長く伸びる。
 葉は5センチ前後の楕円形。7月下旬から9月中旬に掛けて、葉のわきに釣り鐘のような形をした長さ1センチほどの白い花を付ける。花の中心部は赤紫色で、秋になると琥珀(こはく)色の実を付ける。
 花や葉を手でもむと臭いことから、漢字で書くと「屁糞蔓」。別名はヤイトバナ。花の中心部の赤紫色から付いた。また、可愛らしい花姿からサオトメカズラとも呼ばれる。




 ノリウツギ



 白い花穂を風に揺らす「糊空木」(のりうつぎ)。和紙を漉(す)く際に、幹の内皮を糊として利用していたことから名が付いた。高さ2~5メートルになるアジサイの仲間で、花は7月いっぱい。
撮影は7月9日、新見市哲多町花木。
 
 

 ユウスゲ



 林地の草むらで鮮やかなレモン色の花を咲かせるユウスゲ。7月2日に哲多町花木で撮影した。
 ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で、オレンジ色の花を咲かせるノカンゾウの仲間。細長い葉の間から茎を1㍍ほど伸ばし、6月から7月に掛けてユリのような花を咲かせる。花は直径7㌢前後で、枝分かれした茎先に付く。
 漢字で書くと「夕菅」。夕暮れに花を開き、葉がスゲに似ていることから付いた。花は翌日の午前中にはしぼんでしまう。別名はキスゲ。
 
 

オカトラノオ



 林地の草むらで純白の花を咲かせるオカトラノオ。25日に豊永赤馬で撮影した。
 サクラソウ科の多年草で、地下茎を長く延ばして増える。草丈は60センチ前後だが、中には1メートルを超えるものもある。6月から7月に掛けて茎の先に20~30センチの花穂を付け、直径1センチほどの小さな白い花をたくさん咲かせる。花穂が途中でうねるように横向きに曲がっているのが特徴。
 名前を漢字で書くと「丘虎尾」。長く伸びる花穂をトラのしっぽに例えて名付けられた。
 仲間のヌマトラノオは水辺に、サワトラノオは山地に自生する。




カタバミ



 道端で黄色の小さな花を咲かせるカタバミ。23日に草間で撮影した。
 カタバミ科の多年草。繁殖力が強く、古くから日本全国に自生する野草で乾燥した場所を好む。草丈は15センチ前後。ハート型の葉を茎から3枚付け、夜になると葉を中央で折るように閉じる。この時、葉が半分なくなるように見えることから「片喰」(かたばみ)という名が付いた。
 また、葉や茎には毛があり、噛(か)むと酸っぱい。カタバミ属の学名「オキザリス」は、酸っぱいを意味するギリシャ語が語源だという。
 花は鮮やかな黄色で直径が1センチに満たない小ささ。花期は5月~7月。




ネムノキ



 川岸でふわふわとした薄紅色の花を咲かせるネムノキ。22日に西方で撮影した。
 マメ科の落葉高木で樹高は10メートルにもなる。葉の長さは20~30センチで、楕円形の小さな葉が集まってできている。葉は夜になると軸を挟んで左右の小葉をぴたりと合わせて垂れ下がり、まるで木が眠っているように見えることから名が付いた。漢字で書くと「合歓木」。
 花は葉と逆に夕方開く。ふわふわとした糸のように見えるのは長く伸びた雄しべ。小さなたくさんの花から伸びた雄しべが、一つひとつの花を形作っている。花後は幅の広い豆を付ける。
 
 

コマツナギ



 道路沿いの日当たりの良い斜面で淡い紅紫色の花を咲かせるコマツナギ。21日に哲多町荻尾で撮影した。
 マメ科の落葉低木。細い茎が枝分かれして伸び、葉は1センチ前後の小さなだ円形の小葉7~13個でできている。6月中旬から9月下旬に掛けて、この葉の付け根に花穂が付き、下から順に花を咲かせる。花後は小さな円柱形の豆ができる。
 漢字は「駒繋」。由来は馬をつないでも大丈夫なくらい太くて丈夫な根を地中に張り巡らしているから―という説と、葉が馬の大好物でこの木を離れなくなるから―という説がある。ハギに似た花を咲かせるためノハギ、カワラハギとも呼ばれる。




ウツボグサ



 山すその日当たりの良い草むらで紫色の花を咲かせるウツボグサ。21日に哲多町荻尾で撮影した。
 シソ科の多年草。草丈は20センチ前後で茎先の花穂に、紫色の小さな花をたくさん付ける。花期は6月~7月。
 漢字で書くと「靫草」。マツボックリのような花穂を、弓矢の矢を入れる靫(うつぼ)に見立てて付けられた。別名は夏枯草(かこそう)。夏になると枯れて茶褐色になった花穂が、草地で目立つことからこう呼ばれるようになったという。




ドクダミ



 建物脇の日陰に群生し、白い花を咲かせるドクダミ。19日に高尾で撮影した。
 ドクダミ科の多年草。草丈は20~50センチほどで独特の臭いがある。6月から7月に掛けて花を付け、中央の花穂が花、花びらのように見えるのは葉が変化した苞葉(ほうよう)。
 薬草として知られており、葉を干してお茶にする。名前は毒や痛みに効くことから毒痛(どくいた)みがなまって付いたという。また、10種類もの薬効があるということで十薬(じゅうやく)とも呼ばれている。




ユウゲショウ



 道ばたや田んぼのあぜで、濃いピンク色の小さな花を咲かせるユウゲショウ。17日に哲多町成松で撮影した。
 アカバナ科の多年草でアメリカ原産の帰化植物。明治時代に観賞用として栽培されていたものが、野生化して全国に広がった。
 漢字で書くと「夕化粧」。昼間は花を閉じていて夕方に開くということで名前が付けられたが、実際には昼間に咲いているものがほとんどで、日の出前から花を開いて日没のころにしぼんでしまうものもある。また、ユウゲショウはオシロイバナの別名として使われることから、区別するためにアカバナユウゲショウとも呼ばれる。
 草丈は20~50センチほど。花は直径1・5センチ前後の大きさで、花びらに紅色の筋が入っているのが特徴。花期は初夏から初秋までと長い。




ホタルブクロ



 梅雨時期の山すそで白い花を咲かせるホタルブクロ。12日に菅生で撮影した。
 キキョウ科の多年草。6月から7月に掛けて茎に釣り鐘のような形をした花をたくさん付ける。漢字で書くと「蛍袋」。名前の由来は、子供が袋のような花の中に蛍を入れて遊んだからとか、花の形が火垂(ほたる=提灯のこと)に似ているからとか。
 細い地下茎を伸ばして増え、開花した株は種と子株を残して枯れる。子株は1~2年で親株になり、花を咲かせる。
 
 

ビロードモウズイカ



 荒れ地や道端などで花穂を高く伸ばして黄色の花を咲かせるビロードモウズイカ。11日に正田で撮影した。
 ゴマノハグサ科の帰化植物で原産地はヨーロッパ。ニワタバコとも呼ばれ、明治時代に観賞用や薬用として導入されて野生化した。
 塔のように真っ直ぐに花穂を伸ばし、草丈は2メートル近くになるものもある。漢字で書くと「天鵞絨毛蕊花」。蕊(ずい)は雄しべと雌しべのことで、雄しべに毛が生え、葉や茎も白っぽい毛で覆われてビロードの布のように見えることから名付けられた。花期は7月から9月に掛けて。葉や花は薬草やハーブとして使われるという。




ユキノシタ



 湿った土を好み、日陰で育つユキノシタ。6日に大佐小阪部で撮影した。
 漢字で書くと「雪の下」。夏に涼しげな白い花を咲かせることから名付けられたとか。花は白い2枚の花びらが大きい独特の形をしており、チョウが舞っているかのよう。葉は山菜として天ぷらなどにして食べられる。




ウツギ



 山野のあちらこちらで真っ白な花をたくさん咲かせるウツギ。3日に坂本で撮影した。
 ユキノシタ科の落葉低木。漢字で書くと「空木」。幹や枝が空洞になっていることから名付けられた。また、旧暦4月(卯月)に花を咲かせるので「卯の花」とも呼ばれている。
 花期は5月下旬から6月下旬で、童謡『夏は来ぬ』で「卯の花の匂う垣根に時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて忍音(しのぶね)もらす夏は来ぬ」と歌われるように初夏の風物詩とされている。歌詞には「卯の花の匂う」とあるが香りはない。
 丈夫で育てやすいことから、かつては境木として敷地や畑の境界線に植えられたほか、枯れた枝や幹が腐りにくいので木釘として使われていたという。




ササユリ



 山野の木陰で、淡いピンク色の花を咲かせるササユリ。3日に坂本で撮影した。
 ユリ科の多年草。漢字で書くと「笹百合」。艶やかな葉がササの葉に似ていることから名付けられた。
 梅雨時期に長さ10センチほどのラッパ状の花を横向きに付け、爽やかな香りを漂わせる。花は淡いピンク色のものが多いが、中には白色や薄紅紫色のものもある。




マムシグサ



 木陰の草地で、白い花を咲かせるマムシグサ。24日に豊永佐伏で撮影した。
 サトイモ科の多年草。漢字で表すと「蝮草」。茎の褐色のまだら模様がマムシに似ていることから名付けられた。果実は真っ赤に熟す。
 草丈は30センチぐらいから80センチほどに成長するものもある。丸みを帯びた白い花穂を包む薄緑色の傘のようなものは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、白い筋がある。花期は4月から6月に掛けて。




フタリシズカ



 樹木が立ち並ぶ薄暗い森で、4枚の葉を広げて白い2本の花穂を付けたフタリシズカ。24日に豊永赤馬で撮影した。
 漢字で表すと「二人静」。静御前の亡霊が舞う能「二人静」になぞらえて名付けられたという。別名は田植えの時期に花が咲くことから「早乙女花(さおとめばな)」。
 センリョウ科の多年草で、草丈は30~60センチ。花穂の5㍉ほどの丸く白い一つひとつが雄しべで、雌しべは雄しべの中に包まれている。花穂はほとんどが2本だが、中には1本や3本のものもある。
 開花期は同じ仲間で1本の茎に1本の花穂を付けるヒトリシズカよりやや遅く、5月中旬から6月上旬に掛けて。新見市内には群生地もあり、山道で出合うことも多い。




ジャケツイバラ



 道路沿いの山裾や川岸で、ひときわ鮮やかな黄色い花を咲かせるジャケツイバラ。5月24日に唐松で撮影した。
 マメ科のつる性落葉低木。つるには棘(とげ)がある。漢字で書くと「蛇結茨」。棘だらけのつるが曲がりくねって伸びる様子が、からみ合っているヘビのように見えることから名が付いた。別名は川岸に自生することから「河原藤」(かわらふじ)。
 花は房状に立ち上がり、花穂の長さは20~30センチ。一つひとつの花はチョウが羽を広げたような優雅な形。実はさや状になり、種には毒があるが漢方薬として用いられるという。花期は5月から6月上旬。
 
 

アメリカオニアザミ



 日当たりの良い道端でひときわ高く草丈を伸ばし、鮮やかな赤紫色の花をいくつも咲かせるアメリカオニアザミ。5月19日に土橋で撮影した。
 アザミは世界に約300種あり、日本には60種以上があるという。アメリカオニアザミはヨーロッパ原産で、北米から輸入された穀物や牧草と一緒に日本に入ってきた。
キク科の多年草。在来種のアザミと違い、葉のふちだけでなく茎にも鋭いトゲがある。草丈は1㍍を超え、初夏から晩秋に掛けて花を咲かせる。花後は綿毛で種を飛ばす。繁殖力が強く、要注意外来植物に指定されている。
 
 

アマドコロ



 日当たりの良い草地で、茎下に釣り鐘のような白色の花を咲かせるアマドコロ。5月19日に土橋で撮影した。
 キジカクシ科の多年草。草丈は30センチぐらいから80センチほど。花期は5月中旬から6月上旬。漢字で表すと「甘野老」。太い根茎が山芋の仲間のオニドコロに似ていて、食べると甘みがあることから名付けられたが、果実には毒がある。涼しげな葉は花材として使われている。
 
 
 

カノコソウ



 初夏の野山で茎を伸ばし、ピンク色の花を咲かせるカノコソウ。5月17日に金谷で撮影した。
 漢字で表すと「鹿の子草」。この花のつぼみを真上から見ると、染色技法の鹿の子絞り(子鹿の背のようなまだら模様)に見えることから名が付いた。オミナエシ科の多年草で、1㌢に満たない小さな花が茎の先に寄り添って咲く。花や葉が秋の七草として有名なオミナエシに似ているので、ハルオミナエシという別名もある。
 草丈は50㌢前後で花期は5月上旬から6月中旬。独特の香りがあることから香料として使われたり、根が漢方薬になったり。昔から人々の暮らしに役立ってきた。
 
 

アメリカフウロ


 空き地や道端などで、小さな淡いピンク色の花を咲かせるアメリカフウロ。5月15日に高尾で撮影した。
 北アメリカ原産の昭和初期に渡来した帰化植物。フウロ科の1年草で、枝分かれしながら茎を伸ばし、5~9月に直径1㌢ほどの花を枝先に5~6個付ける。葉は切れ込みが深く、手を広げたような形。先のとがった2㌢ほどの実を上向きに付けるのが特徴で、熟すと裂けて種を飛ばす。
 
 
 

カキドオシ


 野原や道端などで、淡い紫色の花を咲かせるカキドオシ。5月13日に西方で撮影した。
 シソシソ科の多年草。真っ直ぐに茎を伸ばして花を咲かせるが、花が終わると茎が倒れてツタのように節から根を下しながら地面をはう。漢字で表すと「垣通し」。つる状に伸びた茎が、垣根を通り抜けて隣地まで広がる様子かた付いた。別名は、乾燥させて子どもの癇(かん)を取る薬にしたことからカンントリソウ(癇取り草)。
 花期は4月上旬から5月下旬。葉の脇に2センチほどの花。花は唇のように上下に分かれ、下側が大きく張り出した形で、赤紫色の模様がある。花言葉は「楽しみ」。葉は摘むと良い香りがする。
 
 
 
オニタビラコ


 庭や道端や空き地などの日当たりの良い場所で、黄色の花を咲かせるオニタビラコ。12日に正田で撮影した。
 キク科の植物。漢字で表すと「鬼田平子」。鬼は大きいという意味で付けられた。
 草丈は20センチから1メートルほどと生育場所で異なる。茎の先端に小指の先ぐらいの黄色い花を、春から秋まで長期間にわたって咲かせる。
 花言葉は「仲間と一緒に」。花が終わると、白い綿毛で種を飛ばす。
 
   
 
 
ジュウニヒトエ

切り立った岩のそばで淡い紫色の花を咲かせたジュウニヒトエ。11日に哲多町花木で撮影した。
 葉の間から伸ばした茎に、幾重にも花を咲かせる様子から「十二単(じゅうにひとえ)」の名が付いたという。
 シソ科の多年草。林のすそ野などに自生し、草丈は20センチ前後。花期は4月中旬から5月下旬で、花穂に柔らかい毛をびっしりと付ける。白花もある。
 
 
 
 
 
 
 
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